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シーズーは穏やかで愛情深いセラピー犬!性格や寿命、ブリーダー情報もご紹介!

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シーズーと言えば家庭犬の人気犬種、というイメージがありますね。

実際街でよく見かけますし、ジャパンケンネルクラブにおける2017年の登録数は9489頭で8位という結果になっています。

小型犬ブームの今、シーズーは相変わらずの人気を保っていると言えるでしょう。

今回は、このシーズーの性格や寿命、飼う際の注意点や気を付けたい病気、ブリーダー情報などについて詳しくみていきたいと思います。

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シーズーってどんな犬?

シーズー

シーズーは中国原産の犬で、中国王宮で飼育されていたペキニーズとラサアプソによる交配で生み出された犬と言われています。

 

ラサアプソは古くから中国と交流のあったチベットの僧院より贈られたもので、ラサアプソは当時“神の使い”として大事にされていました。

シーズーという名も、中国で神聖な動物とされる獅子を用いて“獅子狗(シーズークゥ)”と名付けられたことに由来することから、同じく守り神として尊ばれていたことが分かります。

 

ラサアプソが王宮へ献上されたのは16世紀頃、シーズーが誕生したのは19世紀頃ですが、チベットから献上された犬たちは神仏から与えられた聖なる力の象徴として門外不出とされていました。

当然、繁殖の際も他の犬と混血することなく純血を守っていましたが、19世紀後半に勃発した第二次阿片戦争で状況が一変します。

この戦争時、王宮内にいた多くの犬たちは、占領したイギリスやフランスの軍の手によって命を落としてしまったのです。

しかし、一部のシーズーはイギリスに持ち帰られ、イギリス王室で保護されたと言われています。

 

こうしてイギリスで生き残ったシーズーは、王室のみならず家庭犬としても広まるようになり再び繁殖されるようになりました。

イギリスに渡った当初はラサアプソと似ているということで混同されていましたが、やがてマズルの長さの違いによって明確に区別されるようになりました。

 

そして、1934年にようやくイギリスケンネルクラブでシーズーとして犬種登録されることとなったのです。

1938年にはアメリカにも渡り1969年に登録、日本に伝わったのは1963年頃と言われています。

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体の特徴

それでは、シーズーの特徴についてみていきましょう。

 

シーズーは小型犬に分類されており、体高がオスメスともに20~27cm程度、体重がオスメスともに4~8kg程度です。

体高よりも体長がやや長く、四肢は短くしっかりしています。

 

シーズーの容姿を表す言葉として、中国には“頭部はライオン、骨格はクマ、足はラクダ、動き方は金魚。尾は羽箒、耳はヤシの葉、歯は米粒、舌は真珠のような花弁”というものがあります。

わずかに体を揺らしながら歩く姿はまさに金魚のようで、シーズーの魅力の一つに挙げられるでしょう。

 

シーズーは短頭種で、目は大きく耳は垂れ耳です。

そして、最大の特徴は全身を覆う長い被毛です。

被毛は豊かなダブルコートで、長い上毛と密生した下毛に覆われているため寒さに強いです。

 

毛色についてはあらゆる色が認められており、ブラックやホワイト、ゴールド、ブルーなどの単色のほか、ブラック&ホワイト、ゴールド&ホワイト、ブリンドル&ホワイトなどさまざまな毛色が存在します。

日本で主に流通しているのは、ブラック&ホワイトとゴールド&ホワイトの2種です。

額に白いブレーズが入った個体や、尻尾の先端が白い個体が特に好まれる傾向にあるようです。

シーズー

 

寿命

シーズーの寿命については、10~16歳程度で平均13歳と言われており、比較的長生きする犬種と言えそうです。

 

性格

次に、性格についてですが、シーズーは基本的に穏やかで優しい性格をしており、家族に対して深い愛情を示してくれます。

常に飼い主に寄り添い、人の心を読みながら気遣うことのできる思慮深さがあります。

そのため、セラピー犬としても活躍しています。

 

ただ、遊び好きで活発な一面もあります。

ややプライドが高く頑固な性格でもあるため、コミュニケーションはまめにとっていく必要があります。

 

家族以外の人間や他種の犬とは友好的に接していくことができますが、警戒心は強いほうなので、幼犬のうちからいろいろな人間や犬と触れさせて社会性を身に付けさせると良いでしょう。

しつけさえしっかり行えば、飼いやすい犬種であるようです。

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シーズーの値段やブリーダーは?

もしシーズーを飼いたいという場合は、ペットショップかブリーダーから購入することができます。

ブリーダーから購入する場合の子犬の価格は10~20万円程度ですが、ペットショップの場合は仲介料等が加わるためもう少し高くなるケースが多いです。

 

ただ、シーズーは性別や毛色、容姿、時期、親犬の受賞歴等で価格は大きく変わってきます。

特にこだわらず気軽に購入したい場合はペットショップが手軽ですが、自分好みの子犬を選びたい場合は専門のブリーダーに相談してみると良いでしょう。

購入後にもいろいろ相談に乗ってくれるブリーダーであればなおさら安心ですね。

 

シーズーのブリーダー情報はこちら!https://www.dogoo.com/cgi/wssn/wssn_sdg.cgi?category=08sizu

 

飼育にかかる費用

シーズー

シーズーを飼育していくにはどれくらいのお金がかかるでしょうか?

ざっくりとした目安例は、

・ケージ、サークル...10,000~20,000円

・首輪、リード...3,000~5,000円

・トイレ用品...トレー3,000円+シート毎月6,000円

・滑り止めなどの床材...30,000~50,000円

・ケア用品(ブラシ、シャンプーなど)...5,000円

・餌、おやつ代...毎月8,000~15,000円

・トリミング代...1回6,000~10,000円

・狂犬病やフィラリアの予防接種など...毎年10,000~20,000円

といった費用がかかることが考えられます。

 

また、ケガや病気をしてしまった時や避妊手術を受ける際は、その時々で治療費もかかります。

長い目で見た費用面でも、よく考えたうえで飼うようにしましょうね。

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しつけのポイント

 

シーズーは穏やかな性格であるため、しつけは比較的しやすいと言われています。

ただ、プライドが高く頑固な一面もあるため、厳しく育てるのではなく褒めて伸ばすことを基本として接していきましょう。

 

出来るだけ子犬のうちから他種の犬とのふれあいの場を設けるなど、社会性を身につけさせることも大切です。

きちんとしつければ無駄吠えの少ない、飼育しやすい犬となるでしょう。

 

飼育する際の注意点

シーズー

ここで、シーズーを飼育する際の注意点についてご説明したいと思います。

 

肥満予防のためにも毎日十分な運動を!

お散歩については、シーズーは遊び好きであるため毎日行う必要があります。

1日2回、30分程度行うと良いでしょう。

 

ただ、彼らは暑さには弱いため、夏場のお散歩は涼しい時間帯に行うなど配慮してください。

また、シーズーは食べることが大好きなので肥満になりやすいです。

食事管理も大切ですが、肥満を予防するためにも毎日十分な運動をさせてあげてください。

 

被毛のお手入れ

被毛のお手入れについてですが、シーズーはダブルコートなうえ長毛なので、毎日ブラッシングを行ったほうが良さそうです。

そして月2回程度のシャンプーと定期的なトリミングが必要となります。

 

抜け毛が少ない犬種ですが、その分きちんと手入れをしないと絡みやすくなります。

美しい被毛を保つためにも、まめにお手入れしてあげてください。

 

目の保護

最後に、シーズーは眼球が大きいため傷つきやすく、それが原因で白内障になることがあります。

 

目を守るために、

・普段から目の状態を確認する、傷つけないように目の周りの毛を短くカットする、目を傷つけるような危険なものを身近に置かない

などの対策をとるようにしましょう。

 

シーズーがかかりやすい病気

シーズー

先ほど、シーズーは比較的長生きする犬種であると述べました。

確かに、基本的にシーズーは丈夫な犬種であると思います。

しかし、実は気をつけるべき病気は割と多いのです。

 

短頭種気道症候群

まず、短頭種気道症候群とは、短頭種に多く見られる呼吸器系の病気の総称です。

シーズーは短頭種であるため短頭種気道症候群になりやすいと言われています。

マズルが短いことにより鼻から咽頭部までの上部気道が狭くて圧迫されやすくなるため、呼吸困難な状態になってしまう事があるのです。

 

短頭種気道症候群の主な症状には、

・運動を嫌がる、いびき、激しい呼吸、呼吸困難、失神

が挙げられます。

 

運動していなくてもゼイゼイ言いながら呼吸することがあり、短頭種の犬は普段から強い力で呼吸をする傾向にあります。

軟口蓋過長や鼻腔狭窄といった異常が見られ生活に支障が出る場合には、外科的手術も検討する必要があります。

短頭種である限り起こりえる症状なので、それを理解したうえで飼育するようにしてください。

 

皮膚病

また、チベットや中国の乾燥地帯で生み出されたシーズーは日本の高温多湿な環境にはあまり適さないため、皮膚病にかかりやすいです。

特に、脂漏性皮膚炎や表皮嚢腫(粉瘤)、膿皮症に気をつける必要があります。

脂漏症は、皮脂が過剰に分泌されてしまう病気です。

 

一度皮膚病を発症すると治療が長引くことが多いので、少しでも、

・皮膚のべたつき、皮膚からの異臭、脱毛、発疹、かゆみ、大量の鱗屑やフケ、皮膚を過剰に掻き毟る

といった異常がみられたら、すぐに動物病院で診てもらうようにしてください。

 

加齢とともに発症する確率が高くなりますが、予防のためには日頃から被毛を清潔に保つしかありません。

 

外耳炎

垂れ耳であるため、外耳炎等耳の病気にも要注意です。

週に一度は、イヤーローションをつけて耳の中もきれいにしてあげてください。

もし、耳が赤く腫れていたり異臭がするようなことがあれば、早めに動物病院へ行きましょう。

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目の病気

そして、先ほども述べたとおり目の病気も多いです。

白内障や緑内障のほか、角膜炎や進行性網膜萎縮にかかりやすい傾向にあります。

進行性網膜萎縮症とは、網膜に異常が起きて視力が低下し、最終的には失明してしまう病気です。

 

・愛犬の目が赤くなったり、目全体が膨らんできた、目が濁って見える、物によくぶつかる、目ヤニや涙が増える、頻繁に目をこする

といった症状を発見した場合は、眼疾患を疑ってみましょう。

散歩の際に、物などにぶつかることが多くなったりしたらすぐに動物病院を受診するようにしましょう。

 

ケガにも注意

他にも、骨折や脱臼といったケガにも気をつけなければなりません。

 

小型犬は骨が細いため、

・高いところから飛び降りたり、家具にぶつかったり、ドアに挟まれたり、気づかずに踏まれたり

といった事が原因で骨折をしやすいです。

 

椎間板ヘルニア

肥満などが原因で、椎間板ヘルニアになる可能性もあります。

 

椎間板ヘルニアになると、

・元気がない、散歩に行きたがらなくなる、足を引きずるなど歩き方がおかしい、急に動かなくなる、首や背中腰に触ると鳴いて痛がる、特定の動作をしない

といった症状が見られます。

 

椎間板ヘルニアは、悪化すると自力歩行が難しくなる場合があるので、発症を防ぐためにも体重管理に努めましょう。

 

まとめ

シーズーは中国原産の小型犬で、体高25cm体重6kgほどの大きさになります。

穏やかで優しい性格をしており、飼い主の心を読みながら気遣うことのできる思慮深さがあるため、セラピー犬としても活躍しています。

 

人気犬種の上位をキープしているシーズーですが、こうしてみると気をつけるべき点はたくさんありますね。

みんなが飼っているから飼育しやすい、というわけではなさそうです。

 

ただ、穏やかな性格の小型犬という意味では、現在の日本の住宅環境には適しているのかもしれません。

あらゆる病気から愛犬を守るためには、日頃のケアがなにより大切です。

毎日十分にコミュニケーションをとり、少しでも異変を感じたら動物病院を受診し病気の早期発見に努めてください。

そして深い愛情を持って接していけば、愛犬はきっと寿命をまっとうすることができるでしょう。

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