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サルーキは高貴で神経質な性格?価格やブリーダー、飼う際の注意点をご紹介!

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飼育犬の中で最も古い歴史を持つと言われているサルーキ。

日本ではあまり馴染のない犬種ですが、スラリと引き締まった体、そして滑らかな毛をなびかせながら走る姿はとても優雅で美しく見る者を引きつけます。

サルーキとは一体どのような犬なのか?

今回は、サルーキの性格や特徴、価格やブリーダー、飼う際の注意点と気になる病気について詳しくご説明したいと思います。

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サルーキってどんな犬?

サルーキ

サルーキは中東原産の狩猟犬で、冒頭でも述べたとおり、紀元前7000年頃から存在していたことが分かっている世界最古の犬種です。

 

イラクのテペ・ガウラという古代遺跡に残された彫刻にサルーキが刻まれていたものが最も古い記録と言われており、紀元前2100年頃の古代エジプト・ファラオの墓からはサルーキのミイラが発掘されています。

飼育犬をミイラ化するということから、当時サルーキが非常に大切に扱われていたということが推測されます。

 

サルーキは、かつて中東諸国から北アフリカにかけて遊牧民族とともに暮らしており、俊敏な体を生かしてサイトハウンド型の狩猟犬として活躍していました。

イスラム教では通常犬は不浄なものとして扱われますが、長い間人間とともに暮らし食肉をもたらしてくれるサルーキだけは例外で、とても大切に扱われ人間とともにテントで眠ることも許されていました。

“サルーキ”という名前も、古いアラビア語で“アラーの神より授けられたもの”を意味すると言われています。

 

遊牧民族とともに移動を続けたサルーキは、各地で子孫を残しその生息域を広げていきました。

その結果、さまざまな毛色のサルーキが各地で見られるようになり、それぞれがその地域に適応しながら生き続けていきました。

 

2004年のサイエンス誌では、サルーキはDNA解析の結果オオカミに最も近い犬種であることが発表されています。

ただ、その後の研究で、サルーキと遺伝的に共通点を持つ犬は中東やヨーロッパに数多く点在していることが分かっているそうです。

長い歴史を持つ分、興味深い話がたくさんありますね。

 

さて、サルーキは12世紀頃ヨーロッパに渡り、やがてアメリカにも広まっていきました。

そして、イギリスでは1923年、アメリカでは1929年に犬種登録され、世界的に愛される犬種となったのです。

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体の特徴

それでは、サルーキの特徴についてみていきましょう。

 

サルーキは、体高がメスは54~65cm、オスは65~71cm程度、体重がメスは20~25kg、オスは25~30kg程度と、とてもスリムな体型をしている大型犬です。

 

体高よりも体長がやや長く、全体的に引き締まったバランスの良い体つきをしています。

細長い顔、すらりと伸びた首、適度に長い四肢、長い毛とともに垂れ下がった耳と尻尾が特徴で、見るからに威厳があり美しい容姿です。

 

身体能力に優れており、脚が速く持久力もあります。

素晴らしい身のこなしにより、砂漠や岩場でもすばしっこい獲物を追跡して捕らえる能力を持っているため、古くから人間に大切に扱われていたことも納得です。

 

被毛は、スムースとフェザードの2種類があります。

スムースとは直毛の短毛、フェザードとは羽飾りのような長毛のことです。

サルーキの被毛はボディがスムースで覆われ、耳や背中、脚、尻尾はフェザードになっています。

長さや密度には個体差があり、フェザードがない個体も存在するようです。

毛質は絹のように細く滑らかで、フェザード部分は動く際にサラサラ揺れて優雅です。

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毛色についてはあらゆる色が認められており、ホワイトやクリーム、フォーン、レッド、ゴールド、ブラック&タン、トライカラーなどさまざまです。

ただ、ブリンドルはあまり好ましくないとされています。

 

因みに、サルーキに似ている犬種としてよくボルゾイが挙げられますが、ボルゾイはサルーキと比べて超大型犬、毛が長くウェーブがかっている、性格がおっとりしているという違いがあります。

サルーキ

 

寿命

サルーキの寿命については、12~14歳と言われています。

 

性格

サルーキの性格についてはどうなのでしょうか。

 

サルーキは普段はとても静かで落ち着いているため、穏やかに過ごすことが多いです。

賢く、飼い主に対しても従順であるため、しっかりとしつけを行えば飼い主家族に深い愛情を示してくれます。

とはいえ、独立心も強いため飼い主はもちろん、知らない人に対して決して媚びることはありません。

 

また、感受性が強く神経質、そして頑固な一面もあるため、警戒心は強く知らない人や他種の犬とは一定の距離を保ちます。

容姿から漂う優雅で高貴な雰囲気は、このような性格から出てくるのかもしれませんね。

 

サルーキはもともと猟犬であるため、散歩の際などに小動物を見かけると追いかけてしまう習性があります。

サルーキの性格とこの習性を考えると、しつけは少々大変だと言えるでしょう。

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サルーキの価格やブリーダーは?

サルーキを飼ってみたいという方はいらっしゃると思います。

サルーキの購入を検討する場合は、専門のブリーダーを探すと良いでしょう。

まだまだ日本での飼育頭数は少ないため、ペットショップで販売されることはほとんどありません。

ブリーダーの数も少ないので、早いうちからブリーダーと連絡をとって希望する毛色など諸々相談しておくと良いでしょう。

 

子犬の価格は、20万~30万円が平均的な価格のようです。

購入の前には、子犬の健康状態、飼育環境等をしっかりと確認し、しつけについても聞いておくと良いでしょう。

 

サルーキのブリーダー情報はこちら!https://www.dogoo.com/cgi/wssn/wssn_sdg.cgi?category=311saruki

 

飼育にかかる費用

サルーキ

では、コーイケルホンディエと暮らしていくにはどれくらいのお金がかかるでしょうか?

参考例としては、

・ケージ...20,000~100,000円

・首輪、リード...3,000~5,000円

・トイレ用品...トレー10,000円+シート毎月6,000円

・滑り止めなどの床材...30,000~50,000円

・ケア用品(ブラシ、シャンプーなど)...5,000円

・餌、おやつ代...毎月15,000~30,000円

・狂犬病やフィラリアの予防接種など...毎年10,000~20,000円

といった費用がかかることが考えられます。

 

また、病気や怪我をしてしまった時も大型犬の医療費は高額になりがちですので、費用面でもよく考えたうえで飼うようにしてくださいね。

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しつけのポイント

しつけについては、先ほども述べたとおりあまり簡単ではないでしょう。

 

サルーキは賢いため物覚えは早いですが、飼い主の言うことに納得しないと従いません。

常に毅然とした態度を忘れず、サルーキの反応や要求を受け入れながら根気強く教えていきましょう。

 

飽きやすいため、トレーニングには時間をかけず短時間にさまざまな内容のしつけを取り入れていくとよいでしょう。

上手くいかなくても、決して手を出したり厳しくしたりしてはいけません。

あくまでも冷静に、優しく接し続け信頼を得られるようにしましょう。

 

飼育する際の注意点

サルーキ

もしサルーキを家族に迎え入れることになった場合、どのような点に気をつける必要があるのでしょうか。

 

基本は室内飼いで

まず、サルーキは寒さに弱い犬種なので、室内飼いを基本とします。

大型犬なので、室内で十分に飼育できるスペースを確保しておくようにしてください。

 

また、室内犬はフローリングで滑るなどして脚を痛めることが多いようです。

カーペットを敷いたり滑り止めを塗るなどして、脚への負担を減らしましょう。

 

さらに、サルーキは被毛が薄いゆえに、硬い床では床ずれを起こし、タコのようなものができてしまいます。

床ずれを防ぐためにも、寝床には柔らかい布団亜などを敷いてあげてください。

 

運動量

運動量については、彼らは走ることが大好きなので毎日十分な散歩を必要とします。

1日に2回、1時間程度の散歩を行い、ストレスを発散させてあげましょう。

月に数回はドッグランなど広い場所で走らせてあげると良いでしょう。

 

ただ、サルーキは自由奔放なところがあるので、基本的に散歩の際は首輪とリードが不可欠です。

小動物を追いかけてしまうこともあるので、リードは決して離してはいけません。

もし万が一走り去ってしまっても、飼い主の声ですぐ戻ってくるようにしつけを行っておくことも大切です。

 

そして、サルーキは被毛が薄く体脂肪が低いため寒さに弱いです。

冬場は散歩の時間に配慮し、場合によっては衣服を着せるなどの対策をとりましょう。

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被毛のお手入れ

被毛のお手入れ方法ですが、サルーキはシングルコートなので比較的楽です。

シングルコートとはいえ抜け毛はありますので、週1~2回程度ブラッシングを行ってください。

 

また、毛質が絹のように細く柔らかいので絡まってしまうことがあります。

ブラッシングの際に絡まりがないかよく確認し、汚れた部分があったら濡れタオルで拭いてあげましょう。

 

ストレスで病気に!?

最後にもう一点、気をつけなければならないのは、ストレスが原因となる病気です。

サルーキは感受性が強く神経質です。

 

どういった事がストレスになるかというと、

・運動不足や睡眠不足、家族構成の変化、落ち着かない環境、気温の変化、ドッグフードの変化

といったことが原因で、病気になってしまうことがあるようです。

 

ストレスが続くと、ホルモンバランスも崩れ皮膚病の引き金になったり、食欲不振や下痢、嘔吐を起こしてしまう恐れもあるのです。

 

できるだけストレスを感じさせないためにも、子犬のうちからある程度の変化に慣れさせておく必要があります。

あとは、感受性が強いという性格を飼い主家族がしっかり理解して、極端に環境を変えないよう配慮してあげましょう。

 

サルーキがかかりやすい病気

サルーキ

最後に、サルーキがかかりやすい病気についてご説明したいと思います。

幸い、サルーキは遺伝性疾患が少なく比較的頑健な犬種です。

 

皮膚病

あえて気をつけるべき病気をあげるならば皮膚病です。

 

一度皮膚病を発症すると治療が長引くことが多いので、少しでも

・皮膚のべたつき、皮膚からの異臭、脱毛、かゆみ、大量の鱗屑やフケ、皮膚を過剰に掻き毟る

といった異常がみられたら、すぐに動物病院で診てもらうようにしてください。

 

特にアトピー性皮膚炎にかかりやすい傾向があるので、ノミやダニ、ハウスダスト等の原因物質をできるだけ排除して、飼育環境は常に清潔を保つようにしてください。

 

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症に注意する必要もあるでしょう。

甲状腺機能低下症とは、喉にある甲状腺機能が低下してしまい、正常に甲状腺ホルモンが分泌されなくなる病気です。

 

甲状腺機能低下症はゆっくりと進行していく病気なので、毎日観察を怠らず、

・元気がなくなってきた、左右対称性の脱毛ができた、尾の毛が抜ける、皮膚の乾燥、体重の増加、寒さに弱くなる

といった異変をすぐに察知することが大切です。

日頃から愛犬の健康に気を配り、防げる病気はできるだけ防いでいってください。

 

外耳炎

また、サルーキは垂れ耳であるため外耳炎等の耳の病気にも気をつける必要があります。

垂れ耳だと細菌等が繁殖しやすくなるため、定期的にイヤーローションなどで掃除してあげましょう。

もし、

・耳が赤く腫れている、異臭がする、ベタベタした耳垢が多い

ようなことがあれば、早めに動物病院へ行きましょう。

 

まとめ

サルーキは中東原産の大型犬で、体高65cm体重25kgほどの大きさになります。

静かで落ち着いており、賢く、独立心が強いため人に対して媚びることはありません。

また、感受性が強く神経質で頑固な一面もあるため、警戒心も強いようです。

 

はるか昔から人間とともに暮らし、今なお気品ある姿を保っているサルーキ。

知れば知るほど格好よく魅力あふれる犬種ですね。

人間に媚びず落ち着きを保っている性格というのも愛される理由の一つかもしれません。

 

しつけには少々手がかかるかもしれませんが、その点はドッグトレーナーの手を借りれば問題ないことです。

興味のある方は是非一度飼育を検討してみてください。

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